貸している家の給湯器や家電と同じメーカーから、リコールの案内が出ていた。見た目が似ていても対象とは限らず、異常が出ていなくても対象なら対応が必要です。設備台帳から正確な製品情報を確かめましょう。

こうしたときに役立つのは、機器の名前だけでなく型番と設置記録がそろった台帳です。入居者への連絡とメーカーへの確認を、順番に進めます。

通知の真偽と対象を公式情報で確認する

メール等にあるリンクだけで個人情報を入力せず、メーカーの公式サイトやNITEのリコール情報から照合します。NITE SAFE-Liteは製品事故情報とリコール情報を検索できる公式の入口です。

確認する欄照合する情報
製品メーカー、正式な製品名
識別型番、製造番号、対象期間等
設置どの物件のどの機器か
対応使用停止、点検、修理、交換等の案内
受付正式な窓口、受付番号、次の手続

銘板が高所や危険な場所にある場合は、入居者へ無理に撮影してもらわず、購入資料や施工業者の記録を使います。型番の一文字違いもあるため、推測で対象外としません。

対象と分かったら使用の扱いを案内する

NITEは、リコール対象製品と分かった場合、不具合がなくても使用を中止し、案内に従って対応するよう注意を示しています。「今まで使えたから次の退去まで待つ」という判断にはしないことが大切です。具体的な停止方法や取外しは、メーカーの指示を確認します。

入居者には、対象設備、確認した公式情報、使えない期間の見込み、連絡窓口を伝えます。まだ分からない部分は確認中とし、代替機が必ず即日届くなど未確定の約束をしません。

メーカー対応と生活の調整を分ける

点検や交換の訪問日、入室の承諾、立会い、鍵の扱いを管理会社とそろえます。無償対応の対象や出張費、周辺工事等の扱いは、通知とメーカー窓口で確認します。リコールだから住宅に関わる全ての費用が自動的に補われる、と説明しないようにします。

給湯等が使えず生活に影響がある場合、必要な代替対応や契約上の取扱いを整理します。メーカーの訪問予約が取れたことだけで、入居者への案内を終えないことです。状況が変われば次の連絡日を決めます。

完了報告を機器の履歴へ残す

点検結果、実施内容、交換した製品、対応日を記録します。交換後は新しい型番と説明書へ更新し、古い機器の案内が現地に残っていないか確認します。修理の場合も、どの対策が実施済みか分かる受付番号等を残します。

対象設備が複数の物件にあるなら、物件別に受付、訪問予定、完了、入居者への説明を追います。一台を確認したから同じ型式の全てが済んだと扱わないようにします。

まず台帳の一台について、型番と設置先がすぐ分かるか確認してください。通知を受けてから探す時間を減らせば、必要な使用中止と対応の案内を早く進められます。