屋根にアンテナがあり、部屋にもテレビ端子がある。それだけで、入居者がテレビをつなげば見られるとは限りません。長く空いていた家では、受信方式や機器、配線の状態を募集前に確認しておきましょう。
入居後に映らないと分かると、テレビ本体か建物側かを調べる調整が必要です。最初に物件側の情報をそろえておくと、故障の相談にも対応しやすくなります。
何で受信していたかを売主へ聞く
地上放送用アンテナ、衛星用アンテナ、ケーブルテレビ等のどれを使っていたかを確認します。以前の契約があっても、そのまま新しい入居者へ引き継がれるとは限りません。設備の所有者や、残す機器の扱いも整理します。
| 確認するもの | 残す情報 |
|---|---|
| 受信方式 | 使っていたサービスと契約窓口 |
| 屋外設備 | 位置、型式、点検・交換記録 |
| 室内端子 | 部屋ごとの位置と確認状況 |
| 共通機器 | 増幅器等の場所と電源 |
| 募集上の扱い | 貸主設備か、利用時の契約が必要か |
壁の端子が残っていても、どこにつながるか不明なら未確認とします。屋根の上へ上がって配線を追うのではなく、業者へ調査を依頼してください。
部屋ごとに同じ条件で調べてもらう
一台で一つの部屋が映ったことと、全ての端子で必要な放送が受信できることは別です。テレビ本体や接続コードの条件もそろえ、業者に受信状況と配線を確認してもらいます。特定の放送だけ映らないなら、その範囲も記録します。
映像の乱れがある場合は、発生日時、天候、部屋、画面表示を伝えます。DXアンテナも、古いアンテナの強風への備えとして点検を勧めています。外から見た向きだけで直ると判断せず、固定部や配線等も含む確認を依頼します。
使わないアンテナも管理対象に入れる
受信方式を変更する場合、不要になった屋外設備を放置するかどうかも検討します。さびや傾きがあるものは、落下等の可能性を業者に見てもらいます。使っていないから修理も撤去も不要とは考えません。
見積もりは機器、配線、撤去、屋根等の作業、必要な足場、撤去跡の処置を分けます。新設の本体価格と、既存撤去まで含む総額を比較しないようにしましょう。屋根工事と同時なら、工程と責任範囲も相談します。
広告へ載せるのは確認できた内容
「テレビ視聴可」と大きくまとめるより、確認した受信方式、利用時に別契約が必要か、どこまで貸主設備として扱うかを仲介会社へ伝えます。衛星放送等の視聴契約まで当然に含むとは説明しません。
入居者には建物側の窓口を案内し、自分でアンテナを動かす前に連絡してもらいます。まず、売主への受信方式の質問と、部屋ごとの端子一覧を一枚にしてください。設備が「ある」状態から、「使うための条件が分かる」状態へ整えられます。
