未払い家賃を保証会社が立て替えてくれた。口座に入金があると安心しますが、既に計上した家賃収入へ、さらに収入を重ねないように確認しましょう。誰から振り込まれたかより、何月分のどの債務が支払われたかを追うことが大切です。

入居者からの直接入金と、保証会社の立替えが近い日に重なることもあります。入金を一件ずつ確認するだけでなく、家賃の対象月ごとにまとめると、重複を見つけやすくなります。

代位弁済と通常の送金を区別する

保証会社が家賃の収納代行も行っている場合、毎月の送金が全て代位弁済とは限りません。入金明細で、収納した家賃の送金なのか、未払いに対する保証の支払なのかを確認します。

記録する項目照合する資料
対象月・請求額家賃台帳、賃貸借契約
保証請求日・受付番号保証会社への申請控え
支払日・対象内訳代位弁済や送金の明細
本人からの入金通帳、管理会社の入金報告

家賃、共益費、その他費用を一括で受け取った場合も、内訳を残します。保証料の支払と、保証会社からの入金を相殺して曖昧にしないようにしましょう。

既に計上した家賃の回収として確認する

仮に六月分6万円を収入計上済みで、未収として記録していたとします。保証会社から対象の6万円を受け取った場合、その未収の回収として照合します。六月分の家賃6万円に加えて、保証会社からの収入6万円を新たに足して合計12万円とするものではありません。

これは一般的な未収管理の説明例です。収入計上時期は契約上の支払日や採用する税務上の処理を確認します。入金の名義が変わったことだけで、収入の性質が別物になるとは考えないことが大切です。

入居者の入金が重なったら勝手に充当しない

代位弁済の後に入居者から同じ月の家賃が入ったら、まず保証会社と入居者へ確認します。保証会社が立て替えた金額について入居者へ求償する関係があるため、大家の判断だけで翌月家賃へ振り替えたり、別の未収へ充当したりしないようにします。

どちらへいくら返すか、送金手数料をどう扱うかは、契約と明細を確認して決めます。返金先の変更依頼がある場合は、既知の窓口で照会してください。確認が終わるまでは、余分な入金を自由に使える現金として扱わないことです。

月末は保証会社の明細まで突き合わせる

家賃台帳、通帳、管理会社の報告、保証会社の明細を照合します。保証請求中の金額と、支払済みの金額を分け、請求中だから既に回収した扱いにしないようにします。

保証対象外や減額された項目があれば、未収残高へ理由を付けます。保証会社へ送った請求額をそのまま入金予定の確定額とせず、支払結果まで確認します。入居者との連絡も、管理会社と保証会社の役割に沿って調整しましょう。

まず家賃台帳に「本人入金」「保証会社入金」「返金・調整」の欄を加えてください。同じ対象月で照合できれば、入金が増えたように見える誤りと、残高の消し忘れを減らせます。