家賃保証会社を比べるときは、保証料の安さだけで決めず、何が、いつまで、どの手順で保証されるかを確認します。滞納が起きてから請求期限を知ると、対応が遅れるおそれがあります。管理会社との役割分担まで含めて選びましょう。

家賃保証と空室保証を混同しない

家賃債務保証は、契約で定める借主の家賃等の債務について保証するものです。空室でも家賃が入る仕組みや、すべての修繕費を補う保険と同じではありません。サービス名だけで判断せず、保証契約の対象を確認します。

家賃以外に管理費、原状回復関連費用、訴訟費用等を扱う商品でも、範囲や条件は異なります。パンフレットの大きな見出しだけでなく、限度額、免責、対象外を見比べましょう。

同じ質問で比較表を作る

項目質問
対象と上限何の債務をいくらまで保証するか
請求手続誰が、いつまでに、何を提出するか
送金請求からいつ入るか、必要条件は何か
継続更新、変更、管理会社交代の扱いはどうか
費用初回、継続、手続ごとの負担は誰か

契約書を見ないと分からない項目は、未確認のまま丸を付けず、担当者へ回答を求めます。説明資料と契約条件に違いがあれば、どちらを基に判断するか確認してください。

請求する人を決めておく

大家が滞納を知っていても、管理会社から保証会社への連絡が必要な場合があります。逆に大家が手続をする契約も考えられます。入金確認、借主への連絡、保証請求、結果確認を誰が行うか、一列に並べます。

「管理会社へ任せているから大丈夫」で終わらせず、委託範囲と保証契約を照合しましょう。担当者の不在時や休日に期限が近づく場合の連絡方法も確認しておくと、手続の抜けを減らせます。

送金までの現金も見込む

保証があっても、家賃の予定日に必ず同額が入るとは限りません。請求や審査、契約所定の手続に時間がかかる場合を考え、支払いをつなぐ資金を用意します。実際の送金時期は商品と状況に応じて確認します。

例えば月5万円の入金が一時的に遅れる仮定なら、返済や固定費を何で払うかを資金表に書きます。これは保証会社の不払いを予測する話ではなく、入金日と支払日を分けて管理する準備です。

登録情報は判断材料の一つにする

国土交通省は家賃債務保証業者の登録制度と情報を公開しています。制度は任意であり、未登録であることだけで営業できないというものではありません。また、登録情報だけで自分の契約の補償範囲や支払いが決まるわけでもありません。

登録の有無、会社の情報、相談窓口と併せて、実際の商品内容を確認します。入居者へ説明する費用や手続も重要です。保証を利用するから、大家が独自に鍵を交換したり、荷物を処分したりしてよいわけではありません。

契約後の変更を見落とさない

家賃改定、契約者変更、管理会社の変更、更新などがあった場合、保証側へどんな連絡が必要かを確認します。賃貸借契約だけ更新して、保証の記録が古いままにならないようにします。

まず候補の商品二つについて、対象、請求期限、送金時期、更新費用の四項目を埋めてください。条件が分からない欄を質問すると、価格表だけでは見えない違いを比較できます。