空き家にエアコンを付けようと商品を選んだ後で、専用電源がない、室外機を置けないと分かることがあります。部屋の広さに合う機種でも、そのまま設置できるとは限りません。

新設では、室内機から室外機までの配管と電源、排水を一つの計画にすることが大切です。商品選びの前に現地条件を整理しましょう。

室内機と室外機を同時に配置する

室内の壁が空いていても、カーテンや梁、家具、点検時の作業空間が関係します。室外機も本体寸法だけでなく、空気の出入りや点検に必要な空間を確認します。

場所確認したいこと
室内機取付下地、周辺空間、気流、点検
配管経路長さ、高低差、既存穴、外壁の条件
電源専用回路、電圧・容量、分電盤
室外機設置面、通風、騒音、作業空間
排水ドレン水の経路と流れる先

ダイキンの事前チェックでも、設置スペース、専用コンセント、配管等の確認が示されています。必要寸法は選ぶ機種で変わるため、一般的な数字だけで発注しないようにします。

既存コンセントが使えるかを確認する

近くにコンセントがあっても、エアコン用の専用回路とは限りません。電気工事業者へ、分電盤からの回路や機種に合う電源条件を確認してもらいます。

延長コードでつなぐ前提や、見た目の形だけを合わせる考え方は避けます。新しい回路や契約容量等の検討が必要なら、ほかの家電の使い方も含めて相談してください。固定配線等の工事を所有者が自己流で行わないようにします。

穴あけと配管の条件を先に調べる

既存穴がある場合も、位置、大きさ、経路が新しい機種に合うかを確認します。壁の中を通る既存配管を再利用できるかも、製品と現況によって判断が必要です。

新しく穴を開けるなら、建物の構造や防水、建材の事前調査等を施工店へ確認します。厚生労働省はエアコン取付等の小規模工事でも石綿の事前調査に注意するよう案内しています。先に自分で穴を開けて準備しないでください。

室外機と排水は近隣への影響も見る

室外機を置くと通路が狭くなる、吹き出す風が隣の窓へ向かう等の状況がないかを確認します。壁掛けや高所の設置なら、架台や作業条件も含めて業者へ相談します。

ドレン水の行き先も重要です。仮に通路へ流れる配置なら、濡れや汚れ等が生じない方法を検討します。設置後にホースの先だけ動かすのではなく、工事前に排水経路を決めましょう。

標準工事の内訳と追加条件を確認する

販売店によって標準工事の範囲は異なります。配管の長さ、化粧カバー、電気工事、架台、穴あけ、調査、搬入等を確認します。機器代と標準工事代だけの表示を、今回の完成総額としないことが大切です。

工事後は、試運転、排水、操作、異音等の確認を施工担当者と行い、品番と説明書を設備一覧へ残します。まず間取り図に室内外機の候補位置を書き、写真とともに現地調査を依頼してください。