室内ドアが普通に開閉していても、子どもが手を置く位置によって指を挟む危険があります。家を貸す前には、鍵や取っ手の故障だけでなく、ドアが閉じる速さや隙間も確認しておきましょう。

対策部材は種類が多く、どれを付ければよいか迷いがちです。まず建具そのものの不具合を調べ、そのうえで用途に合う製品を選ぶ順番にすると、見た目だけの対策になりにくくなります。

戸先と丁番側を分けて確認する

ドアの取っ手側だけでなく、丁番のある側にも隙間があります。折戸や収納扉も、開閉によって隙間の形が変わります。安全な距離から動きを観察し、指を隙間に入れて試すことはしません。

場所・状態相談する内容
丁番側の隙間対応する指はさみ防止部材があるか
急に閉まるドア調整や緩やかに閉まる機構が適するか
折戸折れ曲がる部分と取っ手の位置
がたつく建具補助部材より先に修理が必要か
床のストッパーつまずきや掃除の妨げにならないか

風で勢いよく閉まる場面や、別の扉とぶつかる場面があれば、その条件も記録します。危険な動きを繰り返して確認せず、動画などを使う場合も安全に撮れる範囲にとどめます。

先に建具の調整が必要かを見てもらう

ドアの傾き、丁番の緩み、枠への接触などがあれば、まず施工者に原因を確認してもらいます。不具合を残したまま部材を付けると、閉まり方や製品の固定状態に影響する場合があります。

消費者庁は室内ドアの指挟み事故を注意喚起しています。新設や改修時には、事故を防ぐ仕様の建具や部材も候補にできます。ただし、どの製品でも同じ建具へ取り付けられるとは限らないため、材質や寸法、使用条件を販売元や施工者へ確認します。

補助部材は閉鎖と通行を妨げないか確認する

カバーやストッパーを選ぶ際には、ドアの開閉範囲、鍵の動き、通路への出っ張りを確認します。子どもが外して口に入れるような小さな部品がないか、日常の掃除で外れやすくならないかも見ます。

防火や避難などの機能がある建具については、その役割を妨げない方法か専門家へ相談します。常に開け放すための部材を自己判断で設置せず、通常の閉鎖機能との両立を確認しましょう。

設備の限界も含めて使い方を渡す

取り付けた部材の位置と使用方法を引渡し資料に残します。外れ、破れ、緩みを見つけたら管理者へ連絡してもらい、補助部材があるから手を置いても安全とは伝えません。ドアを開閉するときは周囲を確認することも大切です。

まず、よく通る居室のドアと収納の折戸を一つずつ見て、急な動きや大きな隙間を一覧にしてみましょう。修理する箇所、製品を検討する箇所、使い方を説明する箇所を分ければ、必要な対策を順番に進められます。