庭の古い物置を片付ければ、敷地を広く使えそう。そう思っても、撤去費用は物置本体の大きさだけで決まりません。中身、基礎、配線、搬出経路などの確認が必要です。
最初は、何を撤去し、何を残し、撤去後をどんな状態にするかを決めます。本体をなくすことと、庭を使える状態に戻すことを分けて考えましょう。
物置と中身の所有を確認する
購入前なら、物置本体と内部の物を売主が撤去するのか、買主が引き受けるのかを契約担当者へ確認します。所有者や扱いが分からない物を、先に処分しないようにします。
貸している家の場合は、入居者が設置した物置や保管物が含まれないかも確認します。撤去の同意、保管する物の移動先、作業日を関係者とそろえてください。
見積もり前に六つの対象を示す
| 対象 | 確認すること |
|---|---|
| 本体 | 寸法、材質、傷み、解体方法 |
| 中身 | 量、種類、残す物 |
| 基礎 | ブロック、土間、固定部分 |
| 設備 | 電気・水等の有無 |
| 搬出 | 通路、車両、隣地との関係 |
| 撤去跡 | 穴、段差、整地、残す構造物 |
扉が開かない、崩れそうなどの場合は、内部へ無理に入らず業者へ状況を伝えます。屋根に乗ったり、不安定な本体を引っ張ったりして確認する必要はありません。
設備の切離しは解体前に調整する
照明やコンセント、給水等が付いていれば、専門業者による切離し等の作業が必要か確認します。何につながっているか分からない線や管を、撤去業者や所有者の判断だけで切らないようにします。
また、隣の塀や別の建物と接している場合は、撤去による影響を調べます。物置を支えとして使っている物がないか、外すと露出する部分に補修が必要かも確認してください。古い材料の解体に必要な事前調査は業者へ相談します。
処分ルールと費用範囲を確認する
イナバ物置も、古い物置の処分は自治体の廃棄ルールに従うよう案内しています。ただし、本体、中身、工事に伴う廃材では扱いが異なる場合があるため、所在地の窓口や依頼先に適切な方法を確認します。
見積もりでは解体、積込み、運搬、処分、設備対応、基礎撤去、整地を分けて確認します。塗料や薬品等が残る場合は、中身が不明な容器を開けたり混ぜたりせず、そのまま業者へ種類が不明と伝えてください。
撤去後の目的から仕上げを決める
仮に庭として使うなら、安全に歩ける地面へ整えることが目的になります。駐車場にする計画なら、撤去だけで実現できるとは限らず、寸法、進入経路、地面や排水等の別の検討が必要です。
基礎を残す案と撤去する案では、費用と使い方が変わります。後で別の物置を設置する予定があっても、古い基礎を再利用できるかは新しい設備の条件で確認しましょう。登記された建物等に該当する場合の手続きも、専門家へ確認します。
まず全体写真と撤去・残置の一覧を作り、完成後の地面の状態まで見積もりに入れてもらってください。範囲がそろえば、撤去後に思わぬ追加工事が残ることを減らせます。
