募集写真は、工事や設備交換で実物が変わったとき、写真の不足が質問につながっているとき、古い状態が掲載されているときに見直します。反響がないから枚数を増やすだけでなく、何が伝わっていないかを先に確認しましょう。

一度撮った写真は、そのまま使い続けがちです。でも、壁紙を替えたのに以前の室内が載っていると、今の家を正しく見てもらえません。逆に、以前より状態が変わっているのに、古いきれいな写真だけを残すのも問題です。

写真と現物が変わったら更新する

設備の交換、撤去、内装工事、庭の整備などがあったら、該当する写真を確認します。部屋全体の写真に古い設備が写っていることもあるため、接写だけの差替えで終わらせないでください。

間取りや用途が変わった場合は、写真だけでなく図面と説明文も更新します。情報が別々に変わると、借りる人がどれを信じればよいか迷います。

工事予定の状態を、完成済みの写真として見せないことも大切です。現況と予定は、仲介会社と確認して区別します。

よくある質問から、足りない写真を探す

「収納の中はどうなっていますか」「洗濯機はどこに置きますか」。同じ質問が続くなら、その場所の写真が不足しているかもしれません。

質問追加を考える写真
部屋の位置が分からない出入口や隣室との関係が分かる全景
収納が分からない扉を開けた内部と位置
駐車の様子を知りたい区画全体と出入りの位置
水回りの状態が気になる現在の設備と清掃後の状態

写真で分からない寸法や条件は、文章や図も併用します。画像だけで何でも伝えようとしないことです。

同じ場所の写真を増やしすぎない

居間を少し違う角度で何枚も撮るより、まだ見えていない部屋を補う方が役立つ場合があります。写真ごとに、何を説明するかを決めます。

最初の一枚は、その家の特徴と結び付けます。収納を強調する見出しなのに、収納が一枚もないなら、写真と文章をそろえましょう。

似た画像を整理すると、枚数が減っても分かりやすくなることがあります。数を目標にせず、必要な場所を確認できるかを見ます。

季節の変化と、撮影条件を確認する

庭木の茂り方や光の入り方は時期で変わります。写真の印象が現況と大きく違うなら、新しく撮ることを検討します。ただし、季節ごとに必ず全部撮り直す必要はありません。

暗い、ぼけている、傾いているなどで状態が分からない写真も見直し対象です。室内を明るく見せるための過度な補正や、傷・周囲の物を消す加工は避けます。

首都圏不動産公正取引協議会は、実際より良く見える写真等の不当表示について説明しています。「加工画像です」と書けば自由に使えるわけではありません。

写真台帳をつくると差替えが楽になる

  • 物件名と部屋名。
  • 撮影日と、写っている設備。
  • 現在使う写真か、過去の記録か。
  • 提供した仲介会社と差替え依頼日。

募集用の最新版と、工事履歴として残す旧写真を別にします。古い写真を全部消す必要はありませんが、広告担当が取り違えない保存方法にしてください。

複数社へ提供している場合は、同じ版を送り、反映を確認します。ファイル名だけ変えても、掲載画面が更新されたとは限りません。

公開画面で、一周して確認する

スマホで写真を順に見て、家の全体が分かるか確かめます。間取り図の部屋名と一致しているか、古い画像が途中に混ざっていないかも確認してください。

差替え後の反響を振り返る際は、家賃や時期の変化も考えます。写真を変えた直後に問い合わせが増えても、それだけが理由とは限りません。

まず掲載中の写真に撮影日を付け、現物と違うものを探しましょう。現在の家を正確に伝えることが、写真を更新する一番の目的です。